【無題】
せいしゅんじだいについて、かぁ。 /とある元トップアイドルのモノローグ 流れるように、何かに引きずられるように駆け抜けていった「青春時代」。それは、彼女の記憶にさしたる印象を結ぶことができなかったんだな。それを悲しいと思うかどうか、それは彼女自身にしかわからないことだろう。切ないような、彼女らしいような。 ---- クスリとしましたw ---- 美希の青春は犠牲になった、のだろうか。アイドル活動が美希の青春じゃなかったのかと思うと、とてもむなしいようなさみしいような気分になりました。こういう未来の話は青春と直結してないのに、青春という言葉を克明に残してくるのでとても印象深い作品 ---- ともすれば青春というのは、まさに今その只中にいるひとには自覚のできないものなのかもしれない。だけれども傍からみたキミは疑いようもなく青春の時代に生きているとおもふのだ。 ---- 恋だけは、できなかったんだねぇ… ---- 面白かったです。想像してなかったアプローチ方法にびっくりしました。 ---- 漢字の開き方が手慣れてらっしゃる。アイマスらしさの一つはメッセージウインドウにおけるひらがな率の高さと読点の多さからくる一種のもっさり感だと思っているのですが、それが嫌味にならない程度に小気味良く再現され、またそうした文体が美希らしさを表すのに一役買っていると思います。 ---- なんだか美希らしいっちゃ、美希らしいスよねw ---- この美希が一体何歳なのか興味深いところです(笑) でも、なるほど美希ならいくつになってもこういう感じなのかなぁ……と思ってみたり。ある意味、生涯青春なんでしょうか。 ---- 青春どころか人生の大きなイベントを数多くこなしながらも、それと青春が結びつかないという、ある意味超越的な存在としての個性がとても強いですね。手の届かぬ位置にいる偶像(アイドル)として、あるいは美希の持つ非凡な才をとてもうまく書かれていますね。そして同時に、本人が自身の青春について無自覚であることが、同時に今なお青春時代が続いているということを示しているんだなあと感じました。 ---- とても美希らしい作品だと感じました。青春なんてものはそれを喪失した大人が懐古するための言葉であり、美希には永遠に分からないのかもしれませんね。 ---- 美希らしさがよく出てると思いました。 ---- 「元トップアイドル」の美希が現在どのような状態にあるのかが非常に気になる作品でした。 ---- 青春をよく解っていない美希を通して、青春をテーマに描いているのが上手でした。恋ができなかった美希が切ない。エンドマークを目にして、改めてタイトルと本文を見返してしまいました。 ---- 最初、良いお話なのに無題は勿体ないなぁと思ったのですが、読み終ってみるとなるほど、無題というのが逆に面白みを出している気がします。 |