【そして、今は昔】
今よりも少しだけ、前の話。 了 誰もが足早に過ぎて行く青春の流れの中で、彼女のマイペースだけはけっして崩れないんだろうなぁ。。 ---- あずささんはきっとこの“自分”のことも覚えていてくれているのだろうな、と。そう思います。 ---- 今はもう、多少物分りの良い、その分何かを損していたのは自分のほうだったと気付いて初めて、二人の距離や位置関係がわかる。でも、以前の「彼」にはその思いが伝わらなくて、伝えることもできなかった。今なら出来るのかも知れないけれど、急いていた彼を彼女の時間があっという間に追い越していく。そんな姿を液晶越しに見ながら、いつの間にか彼女の背中を追いかけ、ただ応援することしかできなくなってしまった、そんな「彼」を、僕は応援したいと思う。過去を振り返ることはとても苦しいけれど、それでも振り返ることしか、できないから。 ---- 年頃の男子の初々しさがよく出ていると思いました。あずささんは脂肪分が豊富だと思います。主に胸に。 ---- アイドルの青春というよりも、青春の偶像としてのアイドル、というものを描いた作品かなと思います。「アイドルという特別なもの」を「普通の人」の視点から描く話として王道でありながら、プロデューサーに感情移入しがちなアイドルマスター二次として意外に思わせる、現実寄りの、しかしきれいな話だと感じました。 ---- 脂たっぷりにちょっとぷっと吹き出しつつも、ほろ苦い青春譚でした。あずささんと彼の前途が明るくありますように。 ---- なんか気になる女の子にちょっかいかける姿はいつまでも変わらないみたいですねw これ微熱さんじゃないかなぁなんて思ってます ---- 時が経ってからガラリと印象が変わることは良くあります。アイドルになったあずささんを見て、彼もいろいろ思う所があったのでしょう。のんびり屋の彼女を知っているだけに、余計に感じる所は多そうですが、この彼は多分、ずっとあずささんのファンで居てくれそうな気がします ---- あずささんのトラウマとなった「彼」とも別人のようですし、あずささんの周りにいた名もない誰か、ということでしょうか。無記名であるからこそ視点は一般論にまで昇華し、あずささんのキャラクター性の一面を、単なる主観ではなく客観として確言してしまうという意図かもしれませんが、視点人物として特権化されるだけのエクスキューズは、やはり欲しいかなあと思いました。 ---- 時間感覚の差異、というものが身に染みる作品ですね。的外れかもしれませんが、微熱体温氏のテイストに近いものを感じました。 ---- こういう話好きなんですよー。恋を恋とすら気付かないままだった初恋の話みたいなの。あずささん自体も絶対当時自分が好かれてたなんて気づかないのかもしれませんね。それで良かったのかもしれませんけど。 |