「千早!急がないと飛行機に間に合わないぞ!」 「あ、プロデューサー、今電話終わりましたから……さあ、行きましょう。」 「でも最後に話したい人って誰だったんだ?」 「……私の手からこぼれた幸せを……託せる人です。」 「コウジ、今の電話誰からだったの?」 「しらなーい、でも、『おねえちゃんをたいせつにね』、だってー、へんなの。」