【授業前風景】
時計の針が八時を少しまわり、南に向けた窓から朝日が穏やかに教室へと射し込んでいる。そんな陽射しに照らされた、窓から二列目の最前席に腰を下ろしている委員長はプリントの束をめくっていた。 《By the time you wish to be a good student, your youth is long gone.》is the END. この委員長は僕の中では女の子です。かわいい。 ---- 春香さんの青春としてはどのような青春を送っているのか、ちょっとわかりづらいですね ---- 話中の「委員長」の性別が明言されていないところが可愛らしく感じます。エンドマークがそのままスタートに続いている終わりは、ラストの収束を再び加速させているようで、いかにも青春っぽくて好きです。 ---- ゲームの内容が気になってググったら「スリードラゴン・アンティ」とは、なんとも業の深い学校だなぁと思いつつ。「君が良き生徒であろうとしている間に、君の青春時代の多くが過ぎ去ったよ」というところでしょうか。真面目な生徒をするよりも多くの「やるべきこと」が学生時代にはある、というのは、大人が言えば一種の傲慢であるかもしれませんが、真面目な子どもにとっては焦燥感そのものかもしれません。「委員長」のそんな心情が窺えました。彼が天海春香の言葉に衝撃を受けたのは、「青春を謳歌する」その他のクラスメイトとは異なる道を行く、という意味で似ていながら、その実「なりたくてアイドルになっている」春香は自分とは真逆に見えてしまったからでしょうか。それでも、だからこそ春香はこの「委員長」の救いになるのではないかなと思ったりも。青い年頃の葛藤が如実に想起させられる作品でした。 ---- あー、この委員長絶対サブヒロインですね。黒髪眼鏡ですね ---- SP枠であろうが、無印と変わらないシチュエーションを書いてよいという判断だとしたら、その立場には賛同するところです。 ---- 委員長が、春香が出ているTVをどんな顔で、どんな思いで見ているのか。気になるところです ---- 少しずつきみは学校にこなくなって、わたしはすこしずつ、一人の時間が増えていく。そんな未来が見えてしまったような気がして、ちょっぴりせつない。 ---- スリー・ドラゴン・アンティとはまた、通なゲームやってんなぁw それはさておき、良いですねこの委員長と言うキャラが。まるで隙がなくて完璧で、単なる休みがちのクラスメイトとして春香のことを見ていただけのはずなのに、いつの間にか春香の純粋な笑顔に、言葉に惹かれていく。逆さに持った英単語帳がおかしいと思わないほどにまで、きっちりと引かれきっている。完璧なはずだった委員長も、所詮は人の子だったと言うことなんだろうね、ふふん、それが青春だ高校生、ってな! ---- こちらも一般人とアイドルとの対比がよく表れた作品です。委員長、どのような人物なのでしょう。気になりますね。最後の英文がまた何とも言えない味わいがあります。 ---- SP枠で、まさかの春香ソロ。無印枠でも充分通じそうな話なんですけど、わざわざSPに指定したあたり、何か作者は拘りでもあったのかな……? |